2013年8月の日記 of naokusumi private session

HOME > Diary > 2013年8月の日記

 

2013.8.1

光をあてる

先日ダンス公演にて、女性三人で45分の作品を 2日間で4回おどり、
久しぶりに現場の時間を過ごしました。

照明のまき子さんは 長ーい足に ジーパンと黒Tシャツ ショートカットで飾らないのに、
色気があって、
そして何より 創る照明が 詩的でかっこいい
という女性です。

舞台に体をさらけ出すダンサーの肌が 綺麗に見える
まき子さんが創る明かりを観るたび、
あぁ素敵だな あの照明浴びてみたいなと憧れていました。

小屋の空間を一気に旅させてくれる、魔法使いのようですが、
綿密なプラン作りや小屋への機材の持ち込み、
仕込みの微調整などなどに、労力惜しまず、妥協を許さず、
働く姿がとにかくかっこいいのです。
現場の時間は、
物作りに携わる人達の仕事姿に惚れ惚れしてしまいます。


作品のタイプにもよりますが、明かりを作り込んでくれている場合、
舞台の何処に立つかによって、光の当たり方が変わり、
作品の見え方、シーンの生まれ方、体の見え方が全く変わります。
光の当たり方は自分ではわかりきれず、
外から見てもらって確認し、五感を使って身体に覚えさせます。
空間のどこに立つのかはダンサーのお仕事です。
動きながらだったり、一度止まったら移動できなかったりするので、
感覚を開いていないと掴めません。



話は少し飛びますが
作品に対して、身体に対して、
どこに光を当てるのかということが
改めて大事だと感じました。

最近 ロルファーのあきこさんと話していて、何だか私の思考が整理されたのですが、
私たちロルファーは治療を目的にして、ロルフィングをしないとよく言います.
特徴的にはどんな人の体の中にでもある "健康" に光を当ててさらにパワーアップさせるべく、
セッションをしています。

体の中の不健康がないのは、赤ちゃんくらいでしょうか。
人それぞれ、様々な生き方を選択して生きてきた身体には、
無理をしたり、癖がついたり歴史があって,
それが不健康につながっちゃうなんてこともあります。
体の中の健康が光だったら、
痛みだったり、不具合だったり、不健康が陰になります。

その不健康な部分 影の部分だけをクローズアップしてしまうと、
身体のことに関してはどうにも苦しくなっちゃう気がします。

今 呼吸をしたり、
眠たくなったらアクビが出たり、
お腹が空いたらグーっと鳴ったり、
運動したら汗をかいたり、
美味しいものでヨダレが出たり、
そんなことにも体の中では、奇跡的なシステムが正常機能していて、
これはもう 立派な健康的なことなのです。
その仕組みなんかを知ってしまうと、身体の凄さに尊敬の念があふれてしまいます。
そして、嬉しくなってしまうのです。

影の部分は排除してはいけないと思います。
ちゃんと知っておくことが大事で、
それによって自分がどんな生き方を選んでいるのかということを認識できるからです。

上手くいってる所といってない所のどちらも備える身体の
もしも、影の部分が騒ぎ出した時に、誰しもの身体にある健康の部分に光を当て、
うまくいってる所を讃えながら、しのぎ、勇気を持って待っていると、
いい風が吹いてくる予感がするのです。

そんなところに少しずつ光を当てて行くお仕事がしたいなぁと、まき子さんの照明を浴びてみて思った、
今日この頃です。

nJmto.tiff写真:福井理文


milk_btn_pagetop.png

milk_btn_prev.png

|1|2|3|4|5|6|

milk_btn_next.png